市議会総務委員会で、ごみ収集の問題の議論をしました。
私が質問したのは、ごみ出し支援の「さわやか収集」についてです。
札幌市が行なっている「さわやか収集」には、以下の条件があります。
介護保険の要介護2以上の方又は障害福祉サービスの障害程度区分3 以上の方。
親族や近隣住民、ボランティア等の協力を得られない方。
同居者がいる場合は、同居者も1の要件に該当すること。
その結果、「さわやか収集」を利用している世帯は、全体の0.02%。
あまりにも、少ないので、条件の緩和を検討するようです。
要介護度を条件にするのは、ひとつの考え方ですね。
しかし、同じ介護度でも、ごみステーションが遠い人や、自宅の玄関前に階段がある場合、握力が弱くなり重いごみが持てない人もいます。
単純に一律的な条件だけでは、判断できないと思うのです。
「ごみ出しができなくて、大変だ」という住民の声こそ、もっともたしかな判断基準ではないでしょうか。
要介護度だけではない、住民の声を聞き、暮らしに目が行き届く、行政のきめ細やかな、住民本位の姿勢が大事です。
しかし、札幌市役所は一律的条件にこだわっているのです。
役所的には、それが公平、という考え方でしょう。
札幌市役所は、「ごみ出しに困っている」という人に、「あなたの要介護度では条件に合いませんが、困っている実情はわかります。不自由しないように、対応します!」と言ってほしいです。
柔軟で、市民にやさしい市役所にしなければなりません。
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