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2013年8月31日土曜日

夜間中学を応援します

 「夜間中学」をご存知ですか?
 夜間中学は、山田洋次監督の映画「学校」の舞台になりました。

 映画では、不登校になった人や、いわゆる不良、外国人、中年になるまで読み書きができなかった人などが、夜間中学に通っています。

 北海道内には、札幌、函館、旭川、釧路に、夜間中学がありますが、映画と違うのは、公立学校ではなく、善意あるボランティアによる「自主運営」だということです。

 札幌の自主夜間中学は、「遠友塾」という名前です。
 私は、遠友塾の授業を見学させていただいたことがありますが、生徒さんは、戦争のために学校に行けなかった方が多いのが特徴です。
 最近では、夫の家庭内暴力から妻と子どもが逃げている場合や、借金に追われて逃げ回り、子どもが学校に通えない場合など、子どもの戸籍がないために、学校に行っていない例もあるそうです。

 遠友塾のスタッフの方が、支援を求めており、懇談しました。


右から、伊藤りち子議員、井上ひさ子議員、私

 読み書きや計算ができなければ、就職も困難ですし、日常生活にも支障をきたします。
 そして、「(戦争など様々な事情で)少年時代にできなかった勉強をしたい、学びたい」という気持ちがとても強く、年配者も「もう一度、学校へ」と通っているのです。

 ぜひ、夜間中学を、ボランティアによる「自主運営」から、「公立」にすべきです。
 現在、札幌市中央区内の中学校の校舎を借りて、週に一度、授業を行なっています。

 年配者や車いすの方もおり、「洋式トイレを増やしてほしい、学校にエレベーターを設置してほしい」など、切実な要望があるのです。

 「学べなかった。学校へ行けなかった。読み書き・計算ができない」人がいます。
 義務教育さえ受けられなかった人たちがいます。
 私は、自主夜間中学の応援をしたいです。

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