夜間中学は、山田洋次監督の映画「学校」の舞台になりました。
映画では、不登校になった人や、いわゆる不良、外国人、中年になるまで読み書きができなかった人などが、夜間中学に通っています。
北海道内には、札幌、函館、旭川、釧路に、夜間中学がありますが、映画と違うのは、公立学校ではなく、善意あるボランティアによる「自主運営」だということです。
札幌の自主夜間中学は、「遠友塾」という名前です。
私は、遠友塾の授業を見学させていただいたことがありますが、生徒さんは、戦争のために学校に行けなかった方が多いのが特徴です。
最近では、夫の家庭内暴力から妻と子どもが逃げている場合や、借金に追われて逃げ回り、子どもが学校に通えない場合など、子どもの戸籍がないために、学校に行っていない例もあるそうです。
遠友塾のスタッフの方が、支援を求めており、懇談しました。
右から、伊藤りち子議員、井上ひさ子議員、私
そして、「(戦争など様々な事情で)少年時代にできなかった勉強をしたい、学びたい」という気持ちがとても強く、年配者も「もう一度、学校へ」と通っているのです。
ぜひ、夜間中学を、ボランティアによる「自主運営」から、「公立」にすべきです。
現在、札幌市中央区内の中学校の校舎を借りて、週に一度、授業を行なっています。
年配者や車いすの方もおり、「洋式トイレを増やしてほしい、学校にエレベーターを設置してほしい」など、切実な要望があるのです。
「学べなかった。学校へ行けなかった。読み書き・計算ができない」人がいます。
義務教育さえ受けられなかった人たちがいます。
私は、自主夜間中学の応援をしたいです。
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