札幌市議会・財政市民委員会で、路面電車のループ化に関して、報告がありました。
札幌の路面電車の路線は、ほぼ円形ですが、一部が切れて、つながっていないのです。
両端にあたる「西4丁目」駅と「すすきの」駅を結ぼうというのが、「ループ化」です。
路面電車は、道路の真ん中を走っていますので、乗り降りには、車道の中央分離帯にあたる場所の電停に行かなくてはなりません。
ループ化をするにあたり、市電が走る場所を車道の両端に分けようとういうのがサイド・リザベーションと言うのだそうです。
課題①除雪をどうするのか?
路面電車が道路の中央分離帯部分を走行している場合は、ササラ(電車の先頭に付けた竹製のブラシ)で、雪を車道にはね飛ばし、車道の雪を除雪車で、道路脇によける。
路面電車が、歩道と車道の間を走ると、雪を堆積する場所がなくなるので、ロードヒーティングでとかすそうです。
課題②タクシーや、荷物の搬送に来た車はどこに停めるのか?
タクシーや荷さばき車両は、通常、車道の端に停めますが、そこに路面電車が走るため、停車できません。
脇道(南2条、南3条など東西に走る道路)に、タクシー乗り場、荷さばき車両の停車スペースを設けるそうです。
これで本当にうまくいくのか、しっかり、点検していきます。
課題③自転車はどこを走るのか?
自転車は本来、車道を走行することになっています。
しかし、路面電車が走るため、自転車の走行帯が確保できません。
どうやら、歩道を押歩きするよう指導するようです。
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