北海道生活と健康を守る会は、7月3日、札幌市長に重大な申し入れを行ないました。
その内容を、ご紹介いたします。
①札幌市内の、ある国民健康保険加入者が、昨年度以前の保険料の滞納があったために、保険証を取り上げられました。
その際、弁明の機会も与えられなかったために、4月27日に、不服を申し立てるために審査請求を行ないました。
②7月2日、区役所に相談に行きました。
今年度分は、きちんと支払うことを約束し、「医療機関にかかりたいので保険証を出してほしい」と言いました。
③区役所は、「過去の滞納分について5000円ずつ払いなさい」と言い、「払います」と言いました。
④それでも、区役所は、「審査請求を出しているから、応じられない」と、言いました。
⑤相談を受けた北海道生活と健康を守る会が、市役所本庁に抗議すると、市は「審査請求と保険証取り上げの解除は別の問題」と認めました。
⑥その後、区役所は、ようやく保険証を出しましたが、審査請求を出したことと保険証取り上げが関連するような発言をしたり、「係長・課長と話がしたい」と言っても拒否したり、謝罪をしないという態度をとったそうです。
病院にかかりたいと言う人には、すぐに保険証を出すこと。
ましてや、「滞納分を払います」と言っているのですから、親切に対応することが区役所の仕事ではないでしょうか。
「審査請求を出して区役所に盾ついたから、保険証を出してやらない」というようなことを言ったとするなら、重大問題です。
4 件のコメント:
東苗穂の齋藤です。お世話になっております。
ご存知の通り、今月より下がった生活保護に対して、審査請求運動が始まっています。私も今回、参加します、生活保護制度を良くする会にも入会しました。8月1日の市民ホールの勉強集会にも参加。その時に道生連の三浦さんや細川さんとまさにこの話をしていました。
「審査請求を出すことによって我々に不利益になる事は無いのか?」
「そんな事はない」と細川さんは返事をくれましたが、このブログの話を聞いて、不安になりました。道生連絡みの様ですので後で細川さんに聞いてみようと思います。
斎藤様
生活保護を良くするために、頑張っておられるのですね。
ぜひ、これからも頑張っていただきたいと思います。
さて、審査請求によって、不利益を受けるのではないかということですが、このブログ記事のようなことは、まさに異常中の異常なことです。
審査請求をすることで不利益をうけることなど、今までは聞いたことがありませんし、絶対にあってはならないことです。
このような、区役所の対応が横行すれば、市民の生活も権利も守られません。
大事なことは、不当なことは不当だとハッキリ言うこと。
そして、仲間とともに頑張ることです。
ですから、生活保護での審査請求も、勇気を出してたたかってほしいです。
この方は、いち早く道生連さんの方で対応された様なので、一先ずは良かったですね。
しかし、残念ながら札幌市の対応というのは、行政側に非が在ればあるほど・・・(特に個人で対応しようとすると)
役所に苦情を申し立てれば不利益を受ける。
オンブズマン制度を活用すれば不利益を受ける。
審査請求を行えば不利益を受ける。
これが現実です。彼らも必死ですから・・・。
しかし、この理不尽に決して屈っさない事が一番大切なのではないでしょうか。
そういう一人一人の決意が、更なる被害者を作らない為の活動ともなり、未来の改善にもつながる事と強く信じております。
確かに、理不尽に決して屈っさないという事は、なかなか大変な行動である事も多いと思いますが、そんな時にこそ頼りに成る仲間がいる事で、気持を強く保てるものなので、道生連さんにも共産党さんにも更なる繫栄と邁進に心よりの期待を申し上げる次第です。
匿名様
コメントありがとうございます。
おっしゃること、まったく同感です。
不利益を受けることは、たしかに困ることです。
とくに福祉制度を活用している場合、多くは、社会的弱者ですから。
弱者が、いっそうの不利益を受けることは、本当に大変なことです。
しかし、そのような不利益を及ぼすことは、不当・不法ですし、市民の多くが「許されない」と思うはずです。
たくさんの市民を味方につけて、頑張ることが大事です。
日本共産党は、弱者が不利益を受けることを許しません。
そういう人を守るために、全力でたたかいます。
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