多いのは福島県からの避難者で、住まいを失ったということもありますが、被ばくを避けるために避難(移住)しているのです。
日本共産党の神山悦子福島県議会議員が来札し、避難者の方々の実情をうかがうために、避難者が多く住んでいる団地の集会所で懇談会を行ないました。
現地の状況を報告する神山福島県議
日本共産党札幌市議団から、伊藤りち子議員、小形香織議員、私が参加しました。
避難者の方々のご苦労は、言葉に尽くせません。
その団地で暮らす避難者のうち、約3割が家族で避難(移住)していますが、約6割はお母さんと子どもだけです。
お父さんは、仕事があるため、福島など被災地から離れることができないのですが、子どもを被爆から守るために、お母さんと子どもさんだけで避難し、別居生活を余儀なくされているのです。
とくに、小さい子どもさんや体の弱い子どもさんのいる家庭が、避難していることが多いようです。
福島県から、小学生の子どもさん2人を連れて避難してきたお母さんは、お父さんと離れ母と子だけで暮らすことによるストレスに疲れ、子どもにきつくあたってしまうつらさを述べました。
また、福島第1原発から近い地域から避難してきた方は、小学生の子どもさんが「僕は、放射能で10年後に死ぬんでしょ」と言ったと発言されました。
福島に残っている人も大変な不安のなかで暮らしています。
そして、避難してきた人も、福島に残っている親族・知人を思い、複雑な思いを抱えながら生きているのです。
避難してきても、就職はなかなかみつかりません。
お父さんとの別居生活で、経済的に大変なのです。
避難者も、現地に残っている人も支えなければなりませんが、政府も東京電力も責任を果たしてはいないのです。
原発は、ひとたび事故を起こせば取り返しがつかないことが明らかになったではありませんか。
それでも、原発再稼働をしようとしている電力会社と政府を許すことができません。
原発は即時ゼロへ!
被災者の生活再建を!
国民みなさんで力を合わせましょう。
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