19日、市議会第1回定例会で、日本共産党の伊藤りち子さん(白石区)が代表質問をしました。
1 市長の政治姿勢について
2 新年度予算について
3 児童心療センターの問題について
4 生活保護基準の引き下げと貧困の問題について
5 防災計画について
6 官製ワーキングプアと公契約条例について
7 白石区の学校建設について
という内容です。
もっとも注目されたのは、「児童心療センターの問題について」ではないかと思います。
児童心療センターの問題は、このブログで何回か書いてきましたが、渡部副市長が「更迭」されてから、とくに注目を集めました。
しかし、日本共産党札幌市議団は、「更迭」問題が表面化する前から、厳しく追及してきました。
代表質問では、医師5人のうち、4人が3月末に同時退職するために、
☆診療体制を維持できない、
☆現場は患者の転院や引き継ぎ業務なども加わり混乱している、
☆医師の確保と当面の診療体制をどうするのか、と質問。
答弁は、(赤字は答弁、黒字は私の考え)
★現入院患者の処遇を最優先に考え、市内部の医師の人事異動による対応を含め、少なくとも常勤医師は3名確保できる見通し。
(3名では足りないのである。しかも、3名のうち1名はもともと児童心療センターの医師だが、2名は市役所内部の人事異動。外部から補充できないのだ)
★常勤医師5名による現診療体制の確保は、現時点では厳しい状況であるが、北海道大学、札幌医科大学および市内民間医療機関などに協力をお願いし、今のところ数名程度は非常勤医師として確保できる見通しとなっている。
(非常勤の医師を確保できることはありがたいが、今までのように、常勤の専門医が5名いるのとは段違いで、体制が弱まる)
★今後も引き続き、診療体制の維持のため、医師の確保に努めてまいりたい。
う~ん、非常に厳しい体制になると言うことですね。
前副市長と、児童心療センターとの間で、不信感が生まれたために、医師5人のうち4人が辞めたということであれば、前副市長の責任は重大ですし、子どもたちが被害者になることに強い怒りを感じます。
児童心療センターの体制を守ることが、市の責任だと思います。
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