昨年の11月、東区で88歳の母が老衰、61歳の息子が「低栄養による衰弱死」で、2人が孤立死するという事件がありました。
新聞報道で「低栄養による衰弱死」と書かれていたのが気になり、「要するに餓死のことではないのか? 餓死とどう違うのか?」と思い、新聞社に電話をかけて聞きました。
電話に出た新聞社の人は、いくら聞いても、はっきりしません。「低栄養による衰弱死と、餓死とは違うのか」という質問にこたえられずに、四の五の言っていたというのが、私の印象です。
そして、ようやく本当のことを言いました。
「違いはよくわからない。要するに、警察発表で、そうなっていたから、その通り新聞に書いた」
・・・ 最初からそう言えばいいのに ・・・
発表した警察署に電話をして、同じ質問をしました。
いろいろ言うのですが、突き詰めると「低栄養による衰弱死」と「餓死」の違いはわかりません。
そして、ようやく本当のことを言いました。
「違いはよくわからない。要するに、医師が書いた死体検案書で、そうなっていたから、その通り発表した」
・・・ 最初からそう言えばいいのに ・・・
「それでは、その医師に聞いてみたいので、名前と電話番号を教えてください」と言うと、「教えられない」ということでした。
ここで行き詰まりましたが、保健所が、市民の死亡原因(病名)を分類していたのを思い出し、「一般論として、お尋ねします。『低栄養による衰弱死』と『餓死』は違うのですか」
保健所の方は、「『低栄養による衰弱死』の中に、『餓死』も含まれる場合もあります。しかし、あえて『低栄養による衰弱死』と書いているのですから、やせ細って亡くなったのでしょうが、胃の中にわずかに食べ物が残っていたのではないかと想定されます。体力が落ちていくなかで、持病が悪化して亡くなった場合も考えられます」
ようやく、まともな回答を得られました。ありがとうございます。
それにしても、ただ、他の人の言ったことを鵜呑みして、「餓死」との違いも考えず、「低栄養による・・・」と公表することは、無責任ではないのかなぁ↓↓と感じました。
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