老朽化した空き家(廃屋)が長い期間、放置されていることがあります。
ご近所にとっては、気持ちいいものではありません。
建物が損壊したり、強風で屋根のトタンが飛ばされたり、見知らぬ人が侵入しないか、放火されることはないかと、気がかりです。
しかし、建物の所有者がいる場合、勝手に撤去するわけにはいきません。
住んでいた人が亡くなった場合には、相続者がいるはずです。
所有者(相続者)が撤去しようとしても、住宅の解体費用は100万円以上かかることが多く、その負担の重さのために、解体できず、長年放置されることがあるのです。
私は、市議会予算特別委員会で、この問題を取り上げて質問しました。
特に、北海道内の豪雪地域では、雪の重さで建物が倒壊することもあり、市町村で対策をたてるところが出てきました。
解体費用の一部補助を出すことで、撤去を促進したり、行政が撤去の代執行(※)をできるように条例で定めたところもあります。
※行政が建物を撤去し、その費用を所有者に請求する
このような動きがあることを示し、札幌市での具体的な対策を求めたのです。
札幌市は、「新年度から、空き家対策を検討する組織をつくり、係長を配置する、条例制定についても検討する」という前向きな答弁を引き出すことができました。
ぜひ、住民にとっても、所有者にとっても、いい方向で、問題を解決できるようにしたいです。
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