反貧困全国キャラバン・札幌集会で、大学院生が、奨学金返済の負担について発言しました。
「大学生の2人に1人くらいが奨学金を受けているが、有利子奨学金が増えてきて、返済が重い負担になっている。
自分は、1000万円以上の返済が待っている」とのことでした。
以下、朝日新聞の記事などによると、
国立大学の1年間の授業料(標準額)は、53万5千円。私立大学では、(平均)85万8千円にもなります。
経済協力開発機構(OECD)によると、主要国の国公立大学の授業料は、アメリカ、韓国、イギリスの次に日本が高い。
アメリカ、イギリスについては、「授業料が高いが支援体制が整備されている」
日本と韓国については、「授業料が高く、学生支援体制が整備されていない」、「学生や家族は相当な経済的負担が強いられている」
アメリカ、イギリスをはじめ、主要国の多くでは、「返還不要の奨学金」が多いのです。
ある大学生は、借りた奨学金は305万円。しかし、就職先が決まらないまま卒業。両親は、年金で年収200万円。「なんのために大学に行ったのだろう」と。
別の大学院生は、大学と大学院で借りた奨学金は600万円。父が不況で借金を抱え、両親は離婚。「全額返済には70歳ぐらいまでかかるかも」。
奨学金の返済が滞っている人の調査によると、職業が「アルバイト等」37%、「無職」19%だそうです。
大学の授業料が高いことと、その後の非正規雇用・若者の貧困が問題なのです。
2 件のコメント:
こんにちはヾ ^_^♪ まゆゆこと、橋本と申します。
平日も休日も動き回る姿に敬服致します。
私のツイ友などにも、高校生や大学生とかおられますが、先々希望が持てないなどの理由で、大学院へ行ったり、留学したりする方も目立ちます。
学費分を回復するのには、何年もかかるそうで気の毒に思います。
本格的な夏になりましたが、くれぐれも、お身体ご自愛くださいにゃ(*^▽^*)
まゆゆさん、コメントありがとうございます。
学校を出ても、就職がない状況は大変です。
仕事を探しても、アルバイトや派遣など不安定な非正規雇用が多くなっています。
若者が将来の生活設計をできない、希望を見失いがちです。
大企業が、いつでも首を切ることができる非正規雇用で、売り上げが減った時の雇用調整をしているからです。
若者も、高齢者も安心して生きていけるように、政治を変えなくてはなりません。
「政治を変えよう」という声が広がるように、訴えていきます。
今後とも、応援してください。
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