「人間らしい生活と労働の保障を求めて、つながろう! 地域から餓死・孤立死を生まないために」として、「反貧困全国キャラバン」が行なわれています。
7月14日、釧路を出発し、各地で集会などを行ないながら、10月20日、東京をゴールに進んでいきます。
一方、7月12日に沖縄を出発した「西ルート」も、同じ10月20日に東京に到着します。
全国各地で、「貧困問題」を考えていこうという趣旨です。
7月17日、札幌市内で集会がもたれたので、参加しました。
写真の左側に、青い垂れ幕がかけられ、「生活保護の『水際(みずぎわ)作戦』をやめて」と書かれています。
「水際作戦」とは、通常、戦争で敵国が攻めてきた場合に、海岸線で反撃し、上陸させないことを意味します。
「生活保護を受けたい」と区役所に来た人を、区役所での相談で反撃し、生活保護を受けさせずに追い返す行政の態度を「水際作戦」と、たとえているのです。
今年1月20日に、白石区の40代の姉妹が孤立死していました。姉は、3回も白石区役所の保護課に相談に行っていたのですが、生活保護を受けることができず、電気もガスも止められ、姉は病死、妹は凍死しました。
まさに、「水際作戦」だったと思います。
全国で孤立死が相次いでいます。
そういう悲劇をなくそうということです。
「水際作戦」は、敵を叩くことです。
「生活保護を受けたい」という人は、行政の敵なのでしょうか。叩く対象なのでしょうか。
生活に困っている人を助けるのが、行政の役割ではないのでしょうか。
この集会では、元公務員、しかも生活保護のケースワーカーだった人、札幌市内の大学で、労働と貧困問題を研究している先生、さらに、苦しい生活を強いられている市民などから生活実態に関する発言がありました。
詳しい内容は、後日、このブログでお知らせしていきます。
0 件のコメント:
コメントを投稿