ヒグマは、体重500キログラムにもなり、力も強いため、「こわい動物」と思われています。
「日本熊森協会」が、札幌市に、「駆除はやめるべき」と申し入れました。
札幌市への申し入れ
「熊を極力殺さずに、しかも各種被害(住宅地への出没、人身事故、経済的被害)を予防」すべき、「この大地は総ての生きものの共有物」というのです。
「熊森協会」の記者会見にマスコミが殺到
たしかに、もともと熊が住んでいた土地を、人間が開発してきたのです。
・・・ しかし、熊はこわい ・・・ 人が住んでいるところに出てこられては、たまったものではない ・・・ 駆除しても(殺しても)しょうがないと思っている人が多いと思います。
殺さず、住宅地に出てこなくなる方法があるのです。
それは、柵です。
熊が出てくる場所は限られています。
そこに、電気柵(柵に触れると、電気がビリビリ!)を設置するのです。
有刺鉄線(バラ線)も、有効だそうです。
柵で、人間が住む地域と、熊が住む地域を分ければ、大丈夫なのです。
熊は、人間を襲いたくて、住宅地に出てくるわけではなく、「この先に行ってはダメですよ」と教えれば、来ないそうです。
たしかに、「熊が腹をすかせて、人間を食いに、街にやってきた」と言う話は聞きません。
熊は、本当は、人間がこわいのです。
熊は、食物連鎖の頂点に立つ巨大な動物です。
熊が生きているところは、多くの植物、小動物が生きていける自然が豊かなところです。
ですから、ヒグマが生きている北海道は、自然が豊かである土地なのですね。
ヒグマも生きていける自然豊かな北海道に暮らせることは、幸せなのではないでしょうか。
人間と、熊と、住み分けながら、豊かな自然の北海道を守っていきたいですね。
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