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2013年1月28日月曜日

札幌市副市長更迭 乳幼児健診の問題

 札幌市の渡部副市長の更迭問題が注目されています。
 責任を取らされた大きな問題の一つは、児童心療センター問題です。
 この施設の複合化の進め方で、現場の不信を招き、今年春には医師5人のうち4人が同時退職し、渡部副市長が後任医師を確保しようとしましたが、それもできなくなっていること。
 それにともない入院病棟の大幅縮小をしようとしていることです。
 一番の被害者は、子どもたちです。

 もうひとつは、乳幼児健診の民間委託を進めようとしたことです。
 これはとん挫、撤回しましたが、一昨年6月の議会で、私が代表質問で追及していますので、その内容をご紹介します。



2011年6月 宮川潤代表質問(乳幼児健診関係部分概要)

 本市の乳幼児健診は、4ヶ月児、16ヶ月児、3歳児を対象に実施され、受診率も、要指導・要精密検査の捕捉率も高く、小児科医からも高い評価を受けているものです。これまでも、本市議会で問題にされてきましたが、民間委託化が進められようとしています。これに対して、小児科医会は、反対を表明しています。
 1点目は、本市の責任についてです。
 118日、市が、小児科医会との打ち合わせ会議、本市は、乳幼児健診のすべてを民間委託することを前提にしていたとしか思えません。今になって、全面委託ではないと言っても、混乱をまねき、信頼関係をそこなった責任は、市にあると思いますが、いかがか、うかがいます。
 2点目は、今後の小児科医会との関係についてです。
 小児科医会が反対だとしても、委託を強行するおつもりでしょうか、小児科医会と十分話し合って、納得と合意を前提にすべきだと思いますが、いかがかうかがいます。

生島副市長答弁(関係部分) 
(この時点で、渡部正行氏はまだ副市長に就任していません。しかし、札幌市保健福祉局医務監として、この問題に責任を負う立場でした・・・宮川註)
札幌市医師会並びに小児科医会に対し、乳幼児健診について提出した資料や説明が健診の委託を正式に提案したかのような誤解を招いたことにつきましては、遺憾に思っているところでございます。
 札幌市は、これまでも札幌市医師会並びに小児科医会のご理解とご協力のもとに各種事業を実施してきたところであり、今後とも同様の考え方で進めていくことに変わりはございません。いずれにいたしましても、次世代を担う子どもたちの健やかな成長を願い、切れ目のない、よりよい母子保健サービスの提供に努めてまいりたいと考えております。

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