介護保険料が高くて、負担に苦しんでいる市民がたくさんいます。
介護保険料は、「有無を言わさず払ってもらう」式で、年金から天引きしています。
しかし、年金が1か月で、1万5千円未満の人の場合は、天引きせず、納付書が送られてきて、銀行等から振り込む方式になります。天引きできないほど、年金が安いからです。
年金が安すぎるので、食べていくこともままならないと思います。そのため、介護保険料を滞納する人が出てきます。
介護保険料を滞納すると、過酷な措置が待っています。
介護保険は1割負担なのですが、1年以上滞納した人は、いったん10倍の10割負担し、数ヵ月後に9割が戻ってくる仕組みになります。
これだと、いったん支払う10割負担が用意できないために、必要な介護を受けられなくなってしまいます。
そして、2年以上滞納すると、3倍の3割負担になります。この場合、後日、差額分の2割が戻ってくるのではありません。3割負担そのものになってしまうのです。
介護保険の利用料は、1割負担でも「高くて大変」という声が出されているのに、それが引き上げられることは、必要な介護を受けられないことになるのです。
介護保険料を滞納している人は、年金1か月1万5千円未満の超低所得者です。
年をとって、年金が少ない、しかも障害があって介護が必要・・・そういう人が、必要な介護を受けられない介護保険の仕組み。
これで、いいのでしょうか。
お金のない高齢者、体の不自由な高齢者、こういう人が安心して暮らしていけるように支えることが行政の役割ではないでしょうか。
私は、お金のないお年寄りの味方になりたいと思う。
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