札幌市東区を中心に放送している「さっぽろ村ラジオ」(FM81.3)の番組「宮川じゅんの待たせてごめんね」(毎週火曜日午後2時から2時半)の収録をしました。
ゲストは、勤医協札幌西区病院医療ソーシャルワーカーの土屋早苗さんです。
派遣職員が解雇されて「年越し派遣村」ができた当時、私たちは、北海道にはあまり関係ないような感覚もありました。
しかし、中部地方で働いていた方が北海道に戻ってきて、住まいがなく、勤医協札幌西区病院の待合室で「ここで泊まらせてもらえませんか」と言う方がいたそうです。
そのことがあって、病院職員や生活と健康を守る会、社会保障推進委員会の方々が、地域の公園や地下道などを見回り、ホームレスと思われる方がいると、「困っていることはありませんか?」と声をかけ、おにぎりを差し入れたり、病院に無料・低額で受診できる制度があることを書いたパンフレットを渡したりしたそうです。
ふつう、病院職員は、病院に来た患者さんを治療したり、その後の生活の支援をすることはあります。
しかし、病院から外に出て行って、声をかける活動を今も続けているそうです。
住まいを失っている方は、様々な事情があると思います。
「オレに干渉しないでくれ」いう方もいるでしょう。
しかし、地域の方が、生活再建の方法があることを示し、支援を続けていることは、立派な活動だと思います。
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