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2013年11月14日木曜日

要支援者の介護保険はずしは命にかかわる

 国は、介護認定の要支援1・2の方を、介護保険からはずそうとしています。
 強行されれば、必要な介護を受けられないという重大な人権問題となります。
 「介護に笑顔を北海道連絡会」が、要支援1・2の方が介護を必要としている実態を調査しました。
 その内容が、「北海道民医連新聞」2013年10月24日付に掲載されましたので、その一部を、以下に転載いたします。


 調査が行われた269人中、独居が166人、老々世帯が50人で、「軽度者」と呼ばれている人ほど独居・老々世帯が多いことがわかりました。
 そして99%がなんらかの疾病を持ち、療養支援を必要としていることが明らかとなりました。
 がん末期の利用者が8人、認知症の利用者が7割近くを占めています。

 要支援者は決して「軽度者」ではなく、専門職による介護保険サービスを利用することで生活を維持できている方々です。
 介護保険サービスが利用できなくなると、重度化・重症化を招き、とりわけ独居の高齢者、低所得の高齢者には厳しい影響を及ぼすことが明らかです。
 少なくない利用者から「生きていけない」「長生きしなければよかった」という声が聞かれています。

 要支援者の介護保険外しは人の命に関わる大問題です。
 「介護に笑顔を!」北海道連絡会では、寄せられた事例をまとめて、102324日の国会行動で国会議員に直接届けることをはじめ、自治体担当者との懇談や「要支援者を介護保険から外すな」の議会決議を広げることにしています。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

もうこれは独居高齢者ばかりの問題じゃ無いですよね。

家族の介護が起因となり、仕事が出来なくなる。

仕方なく、生活保護に頼らざるを得なくなる。

しかし介護をする側はもともと健康な為、就労指導を受ける。

現実的に、就労がままならないと悩んでいると、保護が廃止された。

なんて事も、希じゃないという事ですか・・・。
・・・大丈夫ですか? この国の行く末は。
国会議員の先生方は、この位、解っているんですよね・・・特に与党。
確信犯ですか・・・。

宮川 潤 さんのコメント...

匿名様、コメントありがとうございます。
家族の介護のために、仕事を辞めざるを得ないということがあります。
だから、大変なのです。おっしゃるとおりです。
もともと介護保険は、介護の社会化を目的にしていたはずです。
つまり、体が不自由になっても安心して介護を受けられることを目指していたはずです。
現実は、介護も安心して受けられないし、生活保護も受けられないということになっています。
だから、この日本を変えなくてはならないのです。
私ども、日本共産党は、そのために頑張ります。
どうぞ、お力を貸してください。