長野県では、豊かな自然を活用し、野外を中心に体験活動を保育や幼児教育に取り入れる活動を「自然保育」と定義しています。
自己肯定感などの「非認知的能力」を育むためには「幼児期からの豊かな体験活動」が有効であるという考え方です。
県内には、この認定を受けている保育園・幼稚園などが152か所あります。
そのひとつである「こどもの森」幼稚園に調査に行きました。バスで山の中の曲がりくねった道をしばらく進み、「こんなところに幼稚園があるの?」と思っていると、本当にありました。
回りはうっそうとした緑、小川も流れています。園庭の柵はありません。
幼児は五感をフルに働かせ自然を感じ、楽しみ・・・そういった中で友達と遊びを創造しているそうです。
1983年、ある夫婦が6人の子どもたちを預かって始めたそうです。その後も、幼稚園として必要な60人の児童を確保できず、無認可幼稚園として続けてきました。
2015年、長野県で始まった「信州やま ほいくの郷」という自然保育認定制度により認定を受けたそうです。
子どもたちはとても楽しそうでした。
・・・街から遠いのですが、送迎バスもあるそうです。
保育料は4万円(きょうだいで通うと大きな負担かもしれません)。「それでもここの幼稚園に行かせたい!」という親が頑張っています。行政からの補助の増額が待たれています。
0 件のコメント:
コメントを投稿