札幌市で印刷物の発注に関する官製談合が発覚し、財政市民委員会に報告されました。
私の質問と、答弁の要旨を掲載します。
★宮川~特定の業者に「発注することが得策と判断し、当該業者に発注しました」とは、(市が任意に業者を選定する)随意契約をしたということか。
△答弁~競争の形をとっているものの、不適正な事務処理だった。
★宮川~3種類の印刷物について、(過去を含めて)のべ10回競争入札が行なわれていた。
そのうち9回は、落札率95%から100%と異常な高率であり、談合、官製談合、入札妨害があったとしか考えられない。
落札率について、どういう見解か。
△答弁~落札率をもってただちに不正だとは言えないが、内部調査により、不適正な事務処理があったということを確認している。
★宮川~それが甘い!この落札率から、不正の可能性をうかがい、早期に調査すべきだった。
過去の事件の際にも、なかなか官製談合であることを認めなかった。それは、見苦しい、反省が無い。
今回は、自ら、官製談合・入札妨害を認め、厳しい調査を行なうべきだ。
△答弁~ご指摘の通り、入札談合等関与行為防止法に抵触する疑いがある。
内部調査してきたが、警察と相談し、告発する予定。
★宮川~職員が金品を受け取った、接待を受けたということはないのか。
△答弁~内部調査では、金品の提供や接待は受けていない。
★宮川~予定価格の設定にあたり、問題の業者に見積もりを作らせていたのではないか。
△答弁~問題の業者1社のみから参考見積もりを取っていた場合もあり、その価格を参考に積算していた。
複数社から参考見積もりを徴取すべきであった。
★宮川~かつて下水道電気設備の官製談合の際は、市の幹部職員だった方2名の自殺者を出した。
不正が起こると、市職員、業者の方から犯罪者をつくりだしてしまう。
市役所では、犯罪が起こらない、様々な誘惑や、困難さから逃れるために安易に流されない、困った時には相談できる職場にしていかなくてはならない。
職員と業者を守るために、犯罪や不正を一掃すること、教訓を生かし、二度と同じことが起こらないようにしてほしい。
0 件のコメント:
コメントを投稿