6月19日、日本共産党道議団と北海道委員会は、北海道労働局と北海道地方最低賃金市議会に対して、「最低賃金の大幅引き上げを求める要請書」を提出しました。
参加したのは、畠山和也前衆議院議員、真下紀子・菊地葉子・佐野弘美・宮川潤の各道議、森つねと・佐々木とし子道議予定候補と伊藤理智子札幌市議(道議予定候補)と、日本共産党北海道委員会の面々です。
要請項目は、
1、最低賃金を早急に1000円に引き上げ、さらに1500円をめざすこと。
2、ランク制を廃止し、最低賃金の地域間格差を解消すること。全国一律の最低賃金制度とすること。
3、最低賃金の算定にあたっては労働者の生計費原則に基づくものとすること。生計費原則を大幅に下回る最低賃金の元凶となっている「事業の支払い能力規定」(最低賃金法)を削除すること。
4、中小零細企業の給与増額に対しては、社会保険料の減免や減税、賃金助成などの支援を抜本的に拡大強化すること。
です。
私は、先日訪問したお宅の生活実情を話し、最低賃金の引き上げを求めました。
そのお宅の息子さんは50代(独身)、父親と同居しています。息子さんは、お父さんの面倒を見ながら、ダブルワークでアルバイトをしています。
収入が少ないため、トリプルワークも必要かと考えているのですが、体力的限界とお父さんのこともあり、躊躇しています。
この息子さんは、ずっとお父さんの面倒を見ながら低所得から抜け出すことができないのではないでしょうか。この息子さんは、将来をどう描いているでしょうか。希望が持てないのではないでしょうか。
せめて、最低賃金を引き上げて、暮らしを楽にすべきと思うのです・・・そういうことを、労働局の方に訴えました。
各議員・予定候補が訴えたことに対して、労働局の方は、「審議会・本省に伝えます」とのことでした。
「働き方改革」というなら、最低賃金を引き上げることが最優先ではないでしょうか。
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