北海道議会水産林務委員会で、8月29日、大分県日田市に林業関係の調査に行きました。
最初は、グリーン発電大分天瀬発電所(5700kw=1万世帯分)です。
木材をチップ化して発電しています。
いい木(主伐材)でも、木材として活用できる部分は50%程度で、残りの枝葉は使われません。
間引きした間伐材は、山に放置されることもありますし、幹だけを木材と利用して枝葉などを山に放置することもあります。
また、「やぶくぐり」と呼ばれる曲がった木や、鹿などに皮を食べられても傷ついた木も利用価値が下がります。
これらの木を薄く削ってチップにして燃焼させて、蒸気でタービンを回して発電しています。
チップを燃やすと二酸化炭素が排出されますが、燃やした分だけ新しい木を植えると、その木が成長するときに二酸化炭素を吸着するので、地球温暖化に結びつかず環境に優しいということです。
また、発電した後の余熱を利用し、イチゴ農家のビニールハウスに熱を供給しています(なんと、1日1円=1か月でも30円の超低価格)。
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