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2014年11月1日土曜日

保育士の賃金引き上げを

 札幌市議会決算特別委員会で、保育士の賃金引き上げを求めました。


 国は、保育士が低賃金で責任の重い仕事であるために、保育士の賃金を八〇〇〇円から1万円引き上げるための措置をとったのです。

 市が、今年度の賃金引き上げを要請する文書を出したのは10月16日だったのです。
 遅すぎます。
 今年度も来年度も、基本給で引き上げるように要請すべきと求めました。
***以下、質問の全文です***

20141030日保育①】
保育士の給与が低く、大変な仕事であることは、代表質問でも、申し上げました。
 ===保育士資格を持っていながら、保育士になることを希望しない人が半数に上ることが厚労省の調査でわかりました。その理由は、「賃金が希望と合わない」47.5%であり、「責任の重さ・事故への不安」が40.0%などです。
 保育士は、とてもやりがいのある仕事だが、賃金が低く、責任の重い仕事という実態が浮き彫りになっています。
 昨年度、国は保育士等処遇改善臨時特例事業を実施し、「保育士一人あたり月額8千円から1万円の給与改善になる」としていましたが、市内の保育所では、どの程度賃金が上がったのか、基本給で上がったのか、手当だったのかなど実施状況をうかがいましたが、パートも含めた保育所職員1人あたり平均で月額7,633円の賃金が改善されたところであります。賃金改善を実施した市内208施設のうち、基本給を改善したのは10施設で、198施設については一時金で支給したということで、基本給の改善を各保育所に働きかけてまいりたいという答弁がありました。
 
「基本給の改善を保育所に働き掛ける」としましたが、本市から各施設長に宛てた、処遇改善の「交付金申請書」の提出を依頼した文書は、いつ出したのですか、また、交付金申請書の提出はいつが期限になっているのですか、うかがいます。




20141030日保育②】
 処遇改善の申請提出を依頼する文書を1016日に出して、117日までの提出を求めています。
 こういう時期に、交付金の申請をしてください、その交付金を使って今年度の賃金を、来年度ではなく今年度の賃金を基本給で引き上げろと言っても、ほとんど無理なのではないですか。
 この時期に、賃金を引き上げろ、それも基本給で引き上げろと言っても、「これから急いでやって、冬のボーナスの時に出しましょう」ということになってしまいますよ。
 10月に入ってから交付金申請書の提出を依頼するのであれば、今年の分の賃金改善を求めながら、同時に「来年については、保育所運営費の給与改善として3%が見込まれていますので、今年度は手当で賃金改善を措置したところは、来年度は早めに準備をすることで、基本給を引き上げを実施することが望ましい」という呼びかけが必要だったと思うのです。

 そこで、今年度の賃金改善を依頼しながら、来年度の早めの準備を進めることで基本給の改善が図られると思うのですが、いかがですか、おたずねします。

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