札幌市東区を中心に放送している「さっぽろ村ラジオ」(FM81.3)の番組「宮川じゅんの待たせてごめんね」(毎週火曜日午後2時から)の収録をしました。
ゲストは、札幌社会保障推進協議会の事務局長斉藤浩司さんです。
斉藤さんとは、私が札幌市議をしていた頃からのお付き合いで、福祉についてとても詳しい方です。
私が、議会で福祉の問題を取り上げて質問できるのは、斉藤さんのような方々と話し、提案され、意見交換できるからです。
斉藤さんは、以前も出演していただき、国民健康保険の話をしていただきました。
今回は、介護の問題です。
介護保険が始まったのは、2000年。
保険料が高い、利用料も高い、施設は少ないなどの問題があります。
斉藤さんは、「そういうなかでも、良かったことが2つある」と。
1つは、介護の社会化。
昔は、「介護は家族がするもの。他人が家に入って家事をするなどとんでもない」という考えがありましたが、今は、ヘルパーさんが家に入ることは普通のこととなりました。
もう1つは、介護の専門家が多数できた。
資格を持つヘルパーさんは、ただ家事が出来る人ではない。
家事をやりながら、利用者の状況を見て、「どこかおかしいぞ」などと気づき、ケアマネージャーや、医師・看護師などにつなげられる専門家で、そういう人がたくさんいるようになった。
ヘルパーさんは、ただ家事が上手だという人ではなく、介護の視点で、利用者にとって何が必要とされるのか、その人らしい人生を送るために、人権を守る最前線に立っているのですね。
私の、介護に対する考えが一歩進みました。
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