※「しんぶん赤旗」より転載(5月28日衆議院安保法制委員会での日本共産党志位和夫委員長の質問に関する記事)
志位氏は、米国が国際法上、違法な先制攻撃を行った場合でも、「集団的自衛権を発動することがありえるか」と追及しました。
安倍晋三首相は「違法なことをした国に対して日本が協力することはない」と答えました。
これに対して、志位氏は、米国が先制攻撃を否定しておらず、国連はグレナダ侵略、リビア爆撃、パナマ侵略と3回にわたって、米国を名指しした非難決議を採択していると指摘。
しかし、日本政府は戦後、「ただの一度も米国の戦争を国際法違反として批判したことはない」として、「首相が『違法な武力行使を支援しない』といっても誰が信用するのか」とただしました。
安倍首相の発言だけを見ると、「アメリカの違法な戦争には協力しないのだな」と受け取ってしまいそうになりますが、アメリカがどんな違法な戦争をやろうと、「アメリカの戦争は違法ではない、だから協力する」と言うつもりなのだなと気づきます。
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