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2019年1月24日木曜日

北渡島桧山地域医療についての懇談会

 23日、八雲町にて、北渡島桧山地域医療についての懇談会を行ないました。
 佐野弘美道議と私、佐藤智子八雲町議、北海道民主医療機関連合会の方々、北海道社会保障推進協議会、道南勤医協八雲ユーラップ医院の増田事務長、国立病院機構八雲病院、八雲町・瀬棚町・長万部町・今金町の住民など29人が集まりました。


 各地から出された主な意見は、以下のようなことです。
・医師不足などにより、地域の医療機関の入院病棟の一部を閉鎖し、出張医でなんとか診療体制をつないでいます。
・整形外科は、週に何度かしか外来診療がありません。
・泌尿器科に通うためには、伊達市まで行かなければならず、交通費だけでも5000円もかかります。
・函館市内の病院にかかるためにバスを利用しますが、2時間かかるうえ、1日に1往復しかないため、予約外来で夕方のバスに乗れる場合は帰ってこられますが、それ以外だと日帰りできず、宿泊しなくてはならないこともあります。
・救急車は2台ありますが、1台は老朽化が激しく長距離の移動に支障をきたします。ドクターヘリを活用しています。
・倒れてから、ドクターヘリが来て、病院に行くまで4~5時間かかります。平日の午前8時から3時までの間に倒れたのなら助かるかもしれませんが、他の時間帯だと助かりません。
・MRI検査を受けるためには、八雲まで行かなくてはなりません。がん患者は、函館まで通院しています。
・夜間に救急車で地元の病院に搬送され、翌日、医師の診察ののち函館に再搬送されることもあるため、救急車を使わず、マイカーで函館の病院に行く方が早いこともあります。
・集落と、病院のある町中心部の往復バス代だけで1000円かかります。

 北渡島桧山の地域医療の実情は極めて深刻です。病気で倒れると、医療機関に行くまでが大変なのです。北海道として、地域医療の充実をはからなくてはなりません。

 また、国立病院機構八雲病院の筋ジストロフィー治療が札幌に、重度心身障害者の医療は札幌と函館に移転する予定です。地域から、医療機能の一部だけでも残してほしいという要望も出されています。
 

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