札幌市東区を中心に放送しているコミュニティFM「さっぽろ村ラジオ」(FM81.3)の番組「宮川じゅんの待たせてゴメンね」(毎週火曜日午後2時から2時半)の収録をしました。
ゲストは、都築啓子(つづき・ひろこ)さん。
都築さんに「肩書は、なんて紹介したらいいでしょうか?」と伺うと、「では、区域外避難者と」とのこと。
福島第1原発事故の避難指示区域ではない地域からの避難者という意味です。
私は、「自主避難者」という言葉を使ってきましたが、本当は「自主的」に避難したのではなく、やむにやまれぬ事情(被ばくのこと)から、避難指示区域ではないところから、避難したということです。
前橋地裁で、避難者が、東京電力と国を相手取って起こした裁判で、東京電力と国の責任を認める判決が出ました。
全国各地で、避難者が、同様の訴えを起こしていますが、その最初に前橋地裁判決が出たのです。
東京電力と国の責任を認めたことは、非常に大きなことです。
都築さんも、避難者の一人ですから、強い関心を持って判決を見守っていたそうです。
責任を認めたことは、画期的ですが、慰謝料の金額が少なかったり、出なかった人もいることは、不十分だということです。
そして、避難者の支えとなってきた「住宅支援」(家賃補助)が、一部打ち切りになることは、避難者の生活にとって、厳しいことなのだと、お話しいただきました。
お話の内容は非常に重いのですが、楽しい収録でした。
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